こんにちは!家ジム研究所管理人のタナカです!
自宅での筋トレを頑張っていると、どうしても「背中の筋肉より先に握力が限界を迎えてしまう」という壁にぶつかりますよね。筋肉を効果的に発達させるには、ターゲットとなる部位へ適切に負荷を与え続けることが重要とされています。
もっと広背筋を追い込みたいのに、前腕がパンパンになってダンベルやバーを落としそうになる。僕もホームジムでトレーニングを続けてきた中で、同じような悩みをずっと抱えていました。
そんな時に役立つのがパワーグリップ!握力補助の代名詞ですが似たような製品がたくさんあって迷ってしまう所。僕はそんな中Hiseasonのパワーグリップを選びました。どれも同じだろうと思っていたんですが使い続ける中でその使い方や痛み方、デメリットなど細かく違うこともわかってきたんです。
そこで今回は、ホームジム歴約10年の僕が、実際に2年間酷使し続けているHiseasonのパワーグリップについて、リアルな感想を徹底的にレビューしていきます。限られた予算で最高のホームジムを作りたい方、無駄な買い物をしたくない方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
Hiseasonのパワーグリップを2年使った感想

まずは、僕が実際にHiseasonのパワーグリップを2年間、週に3〜4回のペースで使い倒して感じた率直な感想をお伝えします。結論から言うと、この価格帯でこれほど使い勝手が良く、頑丈なギアに出会えたのは本当にラッキーでした。メリットだけでなく、実際に使って気になったデメリットも包み隠さずお話ししていきますね。
2000円台で買える圧倒的なコスパ
筋トレを始めて少し経つと、どうしても専用のギアが欲しくなってきますよね。僕も自宅で本格的にトレーニングを始め、TOPFILMの40キロ可変式ダンベルを購入したあたりから、どうしてもパワーグリップが必要だと痛感しました。しかし、フィットネスクラブで売られているような有名海外ブランドの製品や、プロ仕様のものを探すと、平気で8,000円から15,000円ほどしてしまいます。
「これから背中トレを本格化させたいけれど、いきなり1万円以上出すのはちょっと怖いな…」と悩んでいた時に見つけたのが、Hiseasonのパワーグリップでした。なんと、AmazonなどのECサイトでタイミングが良ければ約1,898円から3,135円程度で手に入ってしまうんです。
一番のメリットはやはり圧倒的な低価格でありながら、実用レベルで十分に機能する。筋トレ器具の購入で失敗したくない初心者にとって、ハードルを極限まで下げてくれる価格設定です。

ホームジム派の強い味方
僕のブログの理念でもありますが、無駄な買い物をせず、最小限の資金でホームジムを構築してほしいと強く願っています。高いギアを買えば筋肉がつくわけではありません。大切なのは継続です。
このHiseasonのパワーグリップは、「安いからすぐ壊れるのでは?」という不安を見事に裏切ってくれました。2,000円台という価格で背中トレの質が劇的に上がるなら、ジムの月会費1ヶ月分以下の投資として、コスパは最強だと言い切れます。
懸垂や高重量でも滑らない強いホールド力
パワーグリップの心臓部とも言えるのが、バーに巻き付ける「ベロ(タング)」の部分です。安い製品だと、このベロが薄っぺらいゴムですぐに滑ってしまうことがあるんですが、Hiseasonは違いました。

摩擦係数が高くて摩耗に強い特殊ノンスリップラバー(高強度ラバー素材)が採用されていて、表面の高密度ゴムの滑り止め加工がしっかりと効いています。バーベルやダンベルのシャフトに文字通り「吸い付く」ような感覚ですよ。
40キロのダンベルもほぼ握らずに保持できる
僕の脚トレのメイン種目の一つに、ブルガリアンスクワットがあります。TOPFILMの可変式ダンベルを片手40キロずつ持って行うのですが、合計80キロの重量を素手で保持し続けるのは不可能です。脚が限界を迎える前に、前腕が悲鳴を上げてダンベルを落としてしまいます。
しかし、Hiseasonのパワーグリップを巻き付けると、この40キロのダンベルをほぼ指で握り込むことなく保持できます。

分かりにくいですが親指を完全に離して人差し指から小指だけで引っかけてるだけなんですがずり落ちてきません。このグリップ力のおかげで懸垂スタンドでのチンニング(懸垂)や、ベントオーバーローイング、ワンハンドローイングといった背中の種目でも、ベロの先端に厚みがあるおかげでフックのように引っ掛かり、ガッチリとホールドしてくれます。
引く動作(プル系)だけでなく、ダンベルプレスなどの押す動作(プッシュ系)でも、手のひらにベロを沿わせることでマメ防止のクッションになり、滑り止め効果で安定感がアップしますよ。
関連記事:可変式ダンベルのおすすめ!重さ別に自宅トレ用の選び方を解説
2年間酷使しても壊れない耐久性と寿命
「安いから数ヶ月で使い捨てになるかも」と思っていましたが、実際に僕が2年間、週に数回のペースで使い続けても、金具部分もゴム部分も全く壊れる気配がありません。

その秘密は、二層構造の耐久性ゴムを高強度のナイロン糸で二重にステッチ(縫製)している点にあります。高重量で引っ張られても、そう簡単には引き裂かれないタフな構造になっているんですね。2,000円で2年以上使えるとなれば、費用対効果は抜群かなと思います。
マジックテープの接着力も持続
安いギアにありがちなのが、マジックテープ(ベルクロ)がすぐにバカになって引っ付かなくなる現象です。重いものを引いた瞬間に「ビリッ」と剥がれてしまうと、非常に危険ですよね。
しかし、僕の環境では、2年経ってもマジックテープが引っ付きにくくなるようなことはありませんでした。もちろん使用環境や頻度による個体差はあると思いますが、日常的なホームトレーニングの範囲であれば、十分すぎる寿命を持っています。
【注意点】寿命のサインを見逃さないで
ラバー表面の滑り止めが削れてツルツルになったり、ベロの横から糸が大量にほつれてきたりしたら買い替えのサインです。重大な落下事故を防ぐためにも、限界を超えて使い続けるのはやめましょう。
手首の布部分が食い込んで痛いという欠点
ここまで絶賛してきましたが、当然デメリットもあります。僕が実際に使っていて一番気になったのが、高重量を扱った時の「手首への食い込みと痛み」です。

手首を固定するベルト部分には柔らかいクッションパッドが内蔵されているのですが、片手40キロといった高重量を引く際、自重以上のテンションが手首にダイレクトにかかります。この時、リストの布部分が手首にギューッと食い込んで、皮膚が擦れて痛むことが何度かありました。
手首が細い人ほど感じやすいかも
僕の手首は横幅が約7センチと標準〜やや細めなのですが、ベルトの締め付け面積が限られているため、重量の分散がしきれていない感覚があります。特に、デッドリフトなどで100kgを超えるような重量に挑戦していくパワーリフター志向の方にとっては、この手首への負担とマジックテープの接着面積の短さが、明確な弱点として露呈するはずです。
自分の手首に合うサイズの選び方
Hiseasonのパワーグリップは、現在「フリーサイズ」の1サイズのみの展開となっています。公式の記載によると、手首周りは「約23cmまで対応」とのことです。
参考までに、僕のスペック(身長170cm、体重68kg)でサイズ感を測ってみると、手首の横幅は約7センチ、手首から中指の先端までは約9センチです。この手や手首の大きさで実際に装着していますが、マジックテープの調整幅がかなり広いため、緩すぎたりキツすぎたりすることなく、しっかりとジャストサイズで固定できています。
成人男性・成人女性なら問題なく使える設計
手首周り23cmというと、かなりガッチリした体型の方でも余裕でカバーできるサイズ感です。逆に手首が細めの方であっても、マジックテープを奥まで深く巻き込むことで、隙間なくしっかりホールドしてくれます。
【結論:サイズ選びで迷う必要なし】
結論として、Hiseasonのパワーグリップはフリーサイズ1択ですが、一般的な成人男性、成人女性であれば問題なく使える設計になっています。マジックテープでしっかりと融通が利くので、サイズが合うかどうかでシビアに悩む必要はありませんよ。
他社ブランドや上位モデルとの違い
同価格帯(ALL OUT、King2ring)との比較
| 比較項目 | Hiseason | ALL OUT(プロ) | King2ring(pk650pro) |
|---|---|---|---|
| 参考価格(税込) | 約1,898円 〜 3,135円 | 約2,980円 | 約2,980円 |
| 主要素材 | 高強度ノンスリップラバー | SCVラバー | ワイヤーラバー |
| サイズ展開 | フリーサイズのみ (手首周り約23cmまで) | S、フリー、XL | S、M、L |
| ベロの長さ目安 | 約15.5cm(短め) | 約15.0cm | 約16.0cm 〜 18.0cm |
| 最大の強み | 極限の安さ(セール時1,000円台) | 豊富なカラバリと薄めのベロ | 手首に吸い付くタイトなフィット感 |
市場にはHiseason以外にも優秀なパワーグリップがたくさんあります。例えば、フィットネスインフルエンサーにも人気の「ALL OUT」や「King2ring」は、およそ3,000円前後で購入できます。
ALL OUTはサイズ展開が豊富で女性向けのカラーもあり、ベロが薄めで巻き込みやすいのが特徴です。King2ringはワイヤーラバーを採用しており、ジャストフィット感と頑丈さに定評があります。Hiseasonはこれらと比べて「セール時に1,000円台で買える圧倒的な安さ」が最大の武器です。
とにかく初期費用を抑えたいならHiseason、デザイン性や細かいフィット感を求めるなら数千円足して他社を選ぶ、という基準が良いかなと思います。
最高峰GOLD'S GYM(Versa Gripps)との比較
そして、よく比較されるのが最高峰のGOLD'S GYM(中身はVersa Gripps製)のプロタイプです。こちらは約14,000円前後と、Hiseasonの約7倍の価格になります。
| 比較項目 | Hiseason | GOLD'S GYM(プロタイプ) |
|---|---|---|
| 参考価格(税込) | 約1,898円 〜 3,135円 | 約12,870円 〜 14,300円 |
| 主要素材 | 高強度ノンスリップラバー | 特殊ラバー(Versa Gripps社製OEM) |
| サイズ展開 | フリーサイズのみ (手首周り約23cmまで) | S、M、L |
| ベロの長さ目安 | 約15.5cm(短め) | 約19.0cm(長め) |
| 主なターゲット層 | 初心者 〜 中級者、予算重視層 | 本格派、プロ志向、高予算層 |
正直なところ、100kg超えの高重量を極めたい上級者にとっては、ゴールドジムの吸い付くようなホールド力と絶対的な耐久性には敵いません。しかし、これから筋トレを本格化させる人が、最初から14,000円を出す必要はないと僕は考えています。
まずは2,000円台のHiseasonで背中トレの効率化を体感し、数年後に限界を感じたらハイエンドモデルに買い替える。これが、ホームジムを賢く構築するための最もコスパの良いロードマップですよ。
Hiseasonのパワーグリップの使い方と洗い方
ここからは、実際に購入した後に迷いがちな「正しい使い方」と「長持ちさせるための手入れ方法」について解説していきます。構造はシンプルですが、少しコツが必要なので、ぜひ参考にしてくださいね。
左右の見分け方と手首へ巻く適切な位置
手元に届いて最初に悩むのが「どっちが右でどっちが左?」ということ。製品によっては「L」「R」のタグがついていますが、もし無い場合はベロの形を見てください。

ベロ(ラバー部分)の根元が深くえぐれている方(へこみがある方)が親指側にくるように装着するのが正解です。親指を自由に動かせるように人間工学に基づいたカットになっているんですね。
手首の関節から「指1本分上」に巻く
巻き付ける位置も極めて重要です。手首の関節(ポコッと出っ張っている骨)の真上に巻いてしまうと、重りを引いた時に骨が擦れて激痛が走ります。
正しい位置は、手首の関節から「指1本分上(前腕・肘側)」です。ここでマジックテープをきつめに固定し、手のひら側にベロが垂れ下がる状態を作りましょう。
懸垂などでバーにベロを付けるコツ
サムレスグリップで背中に直効きさせる
バーベルやダンベルに巻き付ける時は、バーの奥側から手前に向かってベロを通し、自分の手のひらと一緒にバーを包み込むように握ります。この時、指先だけでつまむのではなく、手のひら全体で深く握り、バイクのアクセルを回すように手首を内側にクイッと巻き込んでテンションをかけるのがコツです。
さらに効かせる裏技として、親指をバーの下に回さない「サムレスグリップ」をおすすめします。親指を他の4本の指に揃えて上からフックのように引っ掛けることで、腕の関与が減り、広背筋に100%の意識を向けることができますよ。
懸垂時は親指を使って押し込む
一番難しいのが、高い位置にあるチンニングスタンドのバーで行う懸垂の時のセットアップです。片手ずつやらなければならないため、慣れないうちはベロが空回りしてイライラしてしまいます。

コツは、片手でバーを軽く保持しながら、もう一方の親指を使ってベロを奥から手前にグッと押し込むことです。押し込んだベロを残り4本の指で上から押さえつけ、交互にセットします。完全に体重をかける前に、滑らないか軽くテンションをかけて安全確認をするのを忘れないでくださいね。
洗濯機はNGとなる正しい手洗いの手順
機械的な摩擦は寿命を縮める
トレーニングで大量の汗をかいた後、そのまま洗濯機に放り込みたくなりますが、洗濯機は絶対にNGです。洗濯機の摩擦や遠心力でラバーの滑り止めが剥がれたり、ナイロンの縫い目が引きちぎれたりしてしまいます。
中性洗剤で優しく手洗い&陰干し
正しい手入れ方法は、手洗いです。
直射日光(紫外線)はゴムの成分を破壊してひび割れの原因になるので厳禁です。また、手軽だからといってアルコールスプレーをラバーに吹きかけるのも、ゴムの硬化を招くのでやめましょう。普段は、使用後に固く絞った濡れタオルでサッと汗を拭き取る「水拭き」が一番長持ちします。
臭いや痛みを防ぐリストバンド活用法
デメリットの章で「手首の布部分が食い込んで痛い」とお話ししましたが、これと同時に「布部分が汗を吸って臭くなる」という問題も発生します。
この2つの悩みを一気に解決するとっておきの裏技があります。それは、市販の布製リストバンド(汗拭き用のタオル地のようなもの)を先に手首にはめ、その上からパワーグリップを装着するという方法です。
厚手の布がクッションになり、高重量でも手首への食い込み圧を分散して痛みを防いでくれます。さらに、トレーニング中の汗を下のリストバンドが全て吸収してくれるため、パワーグリップ本体への悪臭の定着を根本から防ぐことができるんです。
ダンベルの手入れに関してはダンベルの臭いとベタつき対策で詳しくまとめてるのでよかったら併せてごらんください。
Hiseasonのパワーグリップは初心者に最適
僕は大学卒業時に体重が80キロあり、そこから自宅での筋トレを始めて68キロまで絞りました。最初は腕立て伏せから始まり、10キロのダンベルを買い、一度は市営ジムに通ったものの、使いたい器具が空くのを待つのがストレスで退会。そこから自宅ジムの本格構築に舵を切りました。
他人の目を気にせず、好きな時間に限界まで追い込めるホームジムは最高です。そして、そのホームジムの効率を、たった2,000円台で劇的に引き上げてくれたのが、このHiseasonのパワーグリップでした。
「筋トレ器具の購入で失敗したくない」「予算を抑えつつ結果を出したい」という初心者〜中級者の方にとって、これ以上ない最適解のギアだと言えます!筋トレのハードルは決して高くありません。まずは使いやすいギアを手に入れて、背中の筋肉が喜ぶ感覚をぜひ自宅で味わってみてください!
