こんにちは、家ジム研究所管理人のタナカです!
自宅での筋トレを始めようと思ったとき、最初にぶつかる壁が「ダンベル選び」ではないでしょうか。僕自身、13年前に自宅トレを始めた頃は、「とりあえず固定式の安いダンベルでいいかな」なんて軽く考えていました。
でも、いざトレーニングを続けていくと、あっという間に重量が物足りなくなってしまうんですよね。かといって、重いダンベルを次から次へと買い足していくと、部屋が鉄の塊だらけになってしまいますし、お金もかかってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、1台で複数の重さに変更できる可変式のダンベルです。この記事では、ホームジム歴13年の僕の経験とデータをもとに、失敗しない選び方やおすすめモデルを徹底解説していきます。この記事を読むことで、以下のポイントがはっきりと分かりますよ。
ダンベルのおすすめが可変式である理由2つ
まずは、なぜ僕がこれほどまでに可変式ダンベルをおすすめするのか、その決定的な理由をお話しします。自宅トレの環境作りにおいて、スペースと予算の最適化は絶対に避けては通れない課題です。これから解説する内容を知っておけば、無駄な買い物をして後悔する確率をグッと減らせるはずですよ。
省スペースでコスパ最強
自宅で本格的なボディメイクをするなら、絶対に避けて通れないのが「漸進性過負荷(ぜんしんせいかふか)の原則」です。(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット『レジスタンス運動』)
少し難しい言葉に聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと「筋肉が成長するのに合わせて、少しずつ扱う重さを増やしていかないと効果が薄れる」ということですね。これを固定式ダンベルでやろうとすると、本当に悲惨なことになります。
胸のトレーニング、背中のトレーニング、肩のトレーニング、腕のトレーニング、それぞれで扱える重量は全く違いますからね。例えば、大胸筋を鍛えるダンベルプレスなら片手20kg以上引けるようになっても、肩を鍛えるサイドレイズでは5kgから10kg程度が限界ということがよくあります。
もし固定式ダンベルを使っていたら、3kg、5kg、7kg、10kg、15kg、20kg...と、数え切れないほどのダンベルのペアを部屋中に並べることになってしまいます。日本の一般的な住宅事情を考えると、そんなスペースを確保できる人はほんの一握りですよね。
◆タナカのワンポイントアドバイス
僕も昔、10kgのダンベルだけで脚のトレーニング(スクワットなど)をやってみた時期がありました。最初は良くても、すぐに全く負荷が足りなくなってしまい、筋肉の成長が完全にストップしてしまったんです。結局、重さを自由に変えられる可変式を導入したことで、全身をバランス良く鍛えられるようになりましたよ。

大活躍したのが、ダンベル重量の調整式アイテムです。要は可変式ダンベルなら、わずかダンベル2個分(幅60cm〜90cm程度、約0.2平方メートル)のスペースがあれば、数キロから数十キロまでの重さを全て網羅できるということです。
部屋の隅にちょこんと置いておけるので、家族から「邪魔!」と文句を言われるリスクも最小限に抑えられます。僕が長年ホームジムでのトレーニングを継続できているのは、この「圧倒的な省スペース性」に助けられている部分が非常に大きいですね。
固定式ダンベルとの圧倒的な費用差
「でも、可変式ダンベルって初期費用が結構高いよね?」
そんな声が聞こえてきそうですが、実は中長期的に見ると、可変式の方が圧倒的に安上がりになるんです。ここでは、具体的な数字を出してシミュレーションしてみましょう。
例えば、本格的なトレーニングを見据えて「2kg〜40kgまでの2kg刻みセット(合計20ペア)」を固定式で揃えようとした場合を考えてみます。
| ダンベルの種類 | 総重量 | 概算費用(標準ラバー想定) | 必要スペース |
|---|---|---|---|
| 固定式ダンベルフルセット(2kg〜40kg) | 約840kg | 約670,000円+専用ラック代 | 壁一面の巨大ラックが必要 |
| ハイエンド可変式ダンベル (40kgクラス×2) | 約80kg | 約60,000円〜90,000円 | ダンベル2個分のわずかな床面積 |
いかがでしょうか。
固定式で揃えた場合、費用が数十万円に膨れ上がるだけでなく、なんと総重量が800キロを超えてしまいます。
日本の一般的な木造住宅の床面耐荷重は、建築基準法(施行令第85条)により1平方メートルあたり約180kgと定められています。(出典:e-Gov法令検索『建築基準法施行令』)そのため、一箇所に集中して重いものを置くと、床が抜けるリスクすらあるんです。
さらに、これだけの鉄塊を収納するための巨大な専用ラック(5万円〜15万円程度)や、莫大な配送料まで追加でかかってしまいます。
注意したいポイント:
固定式ダンベルは初期費用が安く見えますが、成長に合わせて買い足すたびに「古いダンベルの処分費用や手間」も発生します。鉄の塊を自治体のゴミに出すのは本当に大変なので、最初から可変式を選んでおくのが無難ですよ。
一方で、現在市場を牽引している可変式ダンベルのおすすめモデルを購入すれば、初期投資は3万円から9万円程度で済みます。一見高く感じるかもしれませんが、将来的な買い替えや買い足しのコスト、そしてラック代や配送料まで含めると、投資対効果は計り知れません。
無駄な出費を抑えて、最高にコスパの良いホームジムを作りたいなら、間違いなく可変式一択かなと思います。
失敗しない!ダンベルの重さ調整幅の選び方

可変式ダンベルのメリットが分かったところで、次は「どうやって自分に合ったものを選べばいいの?」という疑問にお答えします。
一口にダンベルといっても、最大重量や重さの変え方など、メーカーによって本当に様々です。自分の筋力レベルや目的に合わせて、最適なものを選ぶための基準を解説します。
初心者から上級者までの重量ガイド
ダンベル選びで一番やってはいけない失敗、それは「今の自分にぴったりの軽い最大重量モデルを買ってしまうこと」です。人間の筋肉は、私たちが思っている以上のスピードで重さに慣れていき、神経系も発達していきます。
買って数ヶ月で「あれ、もう一番重い設定でも軽く感じるぞ」となってしまっては、お金の無駄遣いになってしまいますからね。長期的な視点を持って、自分のレベルに合った重量を選びましょう。
初心者から女性向けの適正重量
これからトレーニングを始める方や、引き締めを目的とする女性であれば、最大20kg〜24kgクラスのモデルがおすすめです。例えば体重70kgの成人男性がダンベルベンチプレスを始める場合、最初は片手10kg〜15kg程度でスタートすることが多いです。
女性の場合は片手2kg〜5kg程度から始めるのが一般的ですね。24kgの可変式ダンベルがあれば、初心者が中級レベル(男性ならインクラインプレスで20kg前後、女性なら下半身の種目で20kg前後を扱うレベル)に到達するまでの数年間は、しっかりと負荷をかけ続けることができます。
投資の無駄が発生しにくく、コストパフォーマンスと使い勝手のバランスが最も優れている層と言えます。
中級者向けの適正重量
ジムでのトレーニング経験が半年を超えてきたり、全身を本格的にバルクアップ(筋肥大)させたい方には、最大32kg〜36kgクラスをおすすめします。基礎的な筋力がついてくると、体重70kgの男性であれば大胸筋を鍛えるダンベルプレスで片手23kg〜35kgは余裕で扱えるようになってきます。
女性でも、スクワットやデッドリフトといった脚や臀部の大きな筋肉を鍛える種目では、合計30kg〜40kg(片手15kg〜20kg)以上の負荷がないと、適切な刺激を送るのが難しくなります。
30kg台の重さまでカバーできるモデルを選んでおけば、重量不足によるプラトー(成長の停滞期)に陥るリスクを長期間にわたって防ぐことができますよ。個人的には、汎用性が最も高く「一生モノ」の機材になりやすいのがこのクラスかなと思います。
上級者・本格的なボディメイク向けの適正重量
将来的に「重さが足りない」というストレスを一切なくしたい方、あるいはすでにジムで高重量を扱っている方には、迷わず最大40kg以上クラスをおすすめします。
体重80kg以上のハードコアなトレーニーになると、片手40kg〜56kgという極めて高強度のダンベルプレスを行うことも常態化します。下半身の種目においても、片側40kg以上の張力が必須になってきます。
後から機材を買い直すコストを完全にゼロにできるという意味では、これが最強の相棒になりますね。

僕が買ったダンベルもこの40kgクラスのモデルです。当時はダンベルベンチプレスも片手18kgでヒィヒィ言ってましたが、今ではこの重量を選んで本当に良かったなと感じてます。
ただし、40kg以上のモデルを選ぶときは、肩のサイドレイズなどの小さな筋肉も鍛えられるように、1.5kg〜2kg刻みなど「刻み幅が狭い」モデルを選ぶことが非常に重要です。
ダイヤルやピンなど調整機構の違い
ダンベルの重さ調整の仕組みには、大きく分けて3つのタイプが存在します。それぞれ操作性や耐久性が異なるので、自分のトレーニングスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
| 比較項目 | ダイヤル式・ハンドル回転式 | ブロック式・ピン式 | カラー式・スクリュー式 |
| 見た目 | ダイヤル式可変式ダンベル | ブロック式可変式ダンベル | スクリュー式ダンベル |
| 重量変更の速さ | 数秒(極めて速い) | 約5秒(速い) | 数分(遅い) |
| 操作方法 | 台座上でダイヤルやグリップを回す | 側面のピンを差し替える | プレートを通し留め具で締める |
| 耐久性・故障リスク | 落下などの衝撃に弱い | 構造がシンプルで極めて頑丈 | 物理的な構造で絶対に壊れない |
| オン・ザ・ニーの快適さ | 快適(シャフトが突き出ない) | 非常に快適(側面がフラット) | 不快(シャフトが太ももに刺さる) |
| 価格帯 | 高価 | 中〜高価 | 安価 |
| メリット | マシン感覚で素早く重さを変えられる | 圧倒的な安定感と高重量への対応力 | 初期費用が安く構造上壊れない |
| デメリット | 乱暴に扱うと内部機構が破損しやすい | ケージ形状が手首に干渉する場合がある | 重量変更が手間でトレーニング効率が落ちる |
| 代表的な製品例 | FLEXBELL、PROVERBELL | PowerBlock、TOPFILM | 汎用的なスクリュー式ダンベル |
ダイヤル式・ハンドル回転式(一番人気!)
現在のホームジム市場で圧倒的な人気を集めているのが、このタイプです。専用の台座にダンベルを置き、グリップ自体や側面のアジャスターをカチカチッと回転させるだけで、わずか数秒で重さが変わります。
ジムのピン式マシンのような感覚で、限界に達した直後に重さを下げてセットを続ける「ドロップセット」などのテクニックがシームレスにできるのが最大の魅力ですね。後ほど紹介するFLEXBELL(フレックスベル)やPROVERBELL(プロバーベル)などがこの代表例です。
ブロック式・ピン式(耐久性重視)
四角いケージ状のフレームにウェイトブロックが重なっていて、側面のU字ピンなどを差し替えて重さを決める仕組みです。PowerBlock(パワーブロック)やFIELDOORのクイックダンベルなどが有名ですね。

ダイヤル式と比べると構造が極めてシンプルなので、故障のリスクが圧倒的に低く、とても頑丈なのが特徴です。
また、側面が完全にフラットなので、重いダンベルを太ももに乗せてからスタートポジションに持っていく「オン・ザ・ニー(On the knee)」の動作が非常に快適かつ安全に行えるという強みがあります。
高重量に挑戦したいハードコアな方には、このブロック式を強く推したいですね。
カラー式・スクリュー式(おすすめしません)
金属製の長いシャフトにプレートを通して、両端をカラー(留め具)でくるくる回して締め付ける昔ながらのタイプです。値段は一番安く、構造上絶対に壊れないという信頼性はありますが、重さを変えるたびに数分間の手間がかかるため、トレーニングのテンポが著しく悪くなります。
スクリュー式の最大のデメリット:
設定重量が軽いときでも、長いシャフトが両端から突き出したままになります。そのため、オン・ザ・ニーの際に太ももにシャフトがグサッと突き刺さり、痛みを伴うという決定的な弱点があります。快適な家トレを目指すなら、少し予算を足してでもダイヤル式やブロック式を選ぶべきですよ。
可変式ダンベルのおすすめモデル厳選
お待たせしました!ここからは、僕の13年の経験と徹底的なリサーチから厳選した、本当におすすめできる可変式ダンベルのモデルをご紹介します。予算や目指すレベルに合わせて、最適なものを見つけてくださいね。もちろん、Amazonや楽天などのネット通販でも手軽に購入できますよ。
一生モノ!40kg以上の最強モデル
本気で体を変えたい、ジムの退会を考えて自宅を本格ジムにしたい方には、FLEXBELL(フレックスベル)/ NUOBELL(ヌオベル)の40kgクラスが絶対におすすめです。
スウェーデン発のブランドで、日本のホームジム市場においても長年にわたりトップクラスのシェアを誇る、まさにスマート可変式ダンベルの代名詞です。
FLEXBELLの圧倒的な使いやすさと構造
グリップを握ってひねるだけで、重さの変更が完結します。現行モデルは2kg刻みになっており、40kgモデルであれば2kgから40kgまで、なんと20段階もの細かい切り替えが可能です。
このダンベルの最も素晴らしい点は、「選択した重さに応じて、シャフトの長さが自動的に変化する」という高度なメカニズムです。軽い重量で使うときはシャフトも短くなるので、オン・ザ・ニーの際に太ももに突き刺さる痛みを完全に排除してくれます。
◆タナカのワンポイントアドバイス
Amazonや楽天でも常にランキング上位に入っている定番中の定番です。専用のフロアスタンドと一緒に揃えれば、腰を深く曲げることなく重さを変えられるので、腰への負担を劇的に減らせますよ。初期投資はかかりますが、これさえあれば一生ダンベルを買い替える必要はありません。
細かな重量変更が可能なハイエンド
「肩や腕のアイソレーション種目(単関節種目)のために、もっと細かく重さを変えたい!」という中級者〜上級者の方には、PROVERBELL(プロバーベル)が最強の相棒になります。ライシン株式会社が展開する、次世代のハイエンドモデルです。
業界最高水準の「1.5kg刻み」
PROVERBELLの最大重量41.5kgモデルは、なんと4kgから41.5kgまで、驚異の26段階もの切り替えが可能です。
ダンベルを使ったトレーニングでは、大胸筋などの大きな筋肉は数キロ単位で重さを上げられますが、三角筋(肩)などの小さな筋肉では、例えば6kgから8kgに上げるだけでも約33%の負荷増加になり、フォームが崩れる原因になります。
しかし、PROVERBELLの1.5kgという極めて細かな調整幅があれば、停滞期を打破するための正確なコントロールが可能になります。
スタイリッシュなメタル仕様で、強固な鋼鉄のグリップ(ローレット加工)を採用しており、FLEXBELL同様にシャフトが端から出ない設計なので快適性も抜群です。
ペアで約7万円台と高額ですが、その機能美と実用性から、投資価値は極めて高いと言えます。
堅牢性抜群のブロック式ダンベル
高重量での圧倒的な安定感と、フリーウェイトを極めるための頑丈さを求めるなら、PowerBlock(パワーブロック)や、その互換ブロックダンベルがおすすめです。
ハードコアトレーニーに愛されるPowerBlock
アメリカ発祥の伝統的なブロック式ダンベルです。
側面が完全にフラットな長方形なので、高重量のダンベルプレスで膝に乗せたときの痛みが皆無であり、最高重量への挑戦を心理的にも強力にサポートしてくれます。
特有の機構として、グリップ内部の空洞にシリンダー状の「インナーウェイト」を格納でき、これによって約1.1kg単位での極めて精密な重量調整が可能になっています。業務用レベルのウレタンコートで保護されているため、耐久性も静粛性も文句なし。
高コスパなTOPFILMなどの互換品
「パワーブロックの正規品は高くて手が出ない…」という方には、TOPFILMなどの可変式クイックダンベル(ブロック式)がおすすめです。

最大約42kgまで16段階調節(1.1〜2.3kg刻み)できながら、ペアで約30,000円~40,000円前後という圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。僕が購入してメインで使い続けてるのもTOPFILMモデルです。
その使いやすさ、コスパの良さは僕が保証しますよ!
体験レビュー:TOPFILM可変式ダンベルを4年使ってレビュー【使い方や欠点もまとめ】
初心者向けの高コスパモデル
「まずはダイエットや運動不足解消から始めたい」「初期費用は最小限に抑えたい」という方にも、もちろん素晴らしい選択肢があります。1万円台から2万円台で買える、高コスパなダイヤル式・ブロック式の24kgクラスです。
TOPFILMやBARWINGの24kgクラス
オールマーケットジャパンが展開するBARWINGや、TOP FILMなどがこの価格帯の代表格です。安いからといって侮るなかれ。最大24kgまで1〜2.5kg刻みで15段階もの調整ができ、初心者から中級者まで十分にカバーできるスペックを持っています。
表面加工のやさしさ:
この価格帯のモデルは、プレートの一部にプラスチックやABS樹脂、ラバー加工が施されていることが多いです。床に置いたときのカチャカチャという金属の雑音が少なく、マンションなどでの静音性にも配慮されているので、家庭環境にとても優しい設計になっています。
また、女性のフィットネス習慣や細かな肩回りのトレーニングには、PYKES PEAKなどの5kg〜20kgクラスのコンパクトなモデルも省スペースで使い勝手が良いですよ。
調整可能なダンベルの安全な使い方
可変式ダンベルは内部に精密なロック機構やギアを内蔵しているため、従来の鉄の塊である固定式ダンベルとは全く異なる保守管理が必要です。昔ながらのダンベルと同じように雑に扱うと、思わぬ事故や故障に繋がります。ここでは、安全に長く愛用するための必須プロトコルをお伝えします。
落下厳禁!ロック機構の守り方
まず絶対に覚えておいてほしいのが、「外部からの物理的な衝撃、特に落下は厳禁」ということです。
限界まで筋肉を追い込んだ直後に、力尽きてダンベルを床に投げ落とす(ドロップする)行為は、内部のシャフトやインターロックのツメを一瞬で歪ませてしまいます。この歪みが原因でダイヤルが回らなくなってしまうと、大抵はメーカーの保証対象外になってしまうので本当に注意が必要です。
台座に戻すときの注意点
専用の台座にダンベルを戻す際の動作にも細心の注意が必要です。
シャフトが完全に水平に押し下げられていない状態、あるいはプレートが斜めに浮いた状態で強引にダイヤルを回そうとすると、内部の芯(ロッド)が適正な位置に噛み合わず、数ミリのズレが生じます。
この不完全なロック状態のままダンベルを台座から持ち上げると、空中で数十キロのプレートが突如として脱落し、足の骨折などの重傷事故を引き起こす極めて高い危険性があります。

プレート同士を貫通する芯が確実に噛み合っていることを、目視や感覚で確認する習慣をつけましょう。
長く愛用するためのメンテナンス
高価な機材ですから、できるだけ長く「一生モノ」として使いたいですよね。難しそうなイメージがあるかもしれませんが日常のメンテナンスは実はとてもシンプルです。
汗の拭き取りとホコリの除去
トレーニングが終わったら、グリップやプレートに付着した汗や皮脂を、柔らかく乾いた布で優しく拭き取るのが基本です。汚れが酷い場合は、水で濡らして固く絞ったタオルで拭き取り、直ちに乾拭きをして水分を完全に除去してください。
また、台座の溝やプレートの隙間にホコリやゴミが溜まると、ロック解除機構のセンサー部分が誤作動を起こす可能性があるため、定期的に掃除機などで異物を吸い取るようにしましょう。
間違ったケミカルの使用に注意:
「動きが悪くなった」と錯覚して、市販の浸透潤滑剤(石油系溶剤)をむやみに吹き付けるのは絶対にやめてください。樹脂パーツが溶けたり劣化したり、元々の潤滑油が流れ出たりして、かえって故障の原因になります。シンナーやベンジン、アルコールなどの強力な薬品の使用も、防錆コーティングが剥がれるので厳禁です。
保管場所は、サビを防ぐために湿度が低く風通しの良い場所を選び、直射日光による樹脂パーツの紫外線劣化を防ぐのが、寿命を最大化する秘訣です。これさえ守れば、あなたのホームジムで何年にもわたって活躍してくれますよ。
よくある質問(FAQ)
Q. 中古で可変式ダンベルを買うのはアリですか?
A. 個人的にはあまりおすすめしません。前の持ち主がどのように扱っていたか(落下させて内部機構が歪んでいないか等)外見からは判断できないためです。高重量を頭の上で扱うこともあるため、安全性を最優先し、保証が効く新品をAmazonや楽天などの正規店で購入するのが無難ですよ。
Q3. 自分のレベルに合う重さが分かりません。
A. 迷ったら、男性なら「最大32kg〜40kgクラス」、女性や健康維持目的の方なら「最大24kgクラス」を選んでおけば間違いありません。人間の筋肉は意外とすぐに重さに慣れるので、「少し重すぎるかな?」と思うくらいが、長期的に見ると買い直しの手間がなくコスパが良い結果になります。
Q4. ダンベルの他にホームジムで揃えたほうがいいものはありますか?
A. 可変式ダンベルのポテンシャルを100%引き出すなら、背もたれの角度が変えられる「アジャスタブルベンチ(インクラインベンチ)」は必須と言っても過言ではありません。
この2つがあれば、大胸筋の上部を狙うインクラインプレスなど、ジムにある大半のマシントレーニングの代用が可能になりますよ。自宅に最適なベンチの選び方は、FLYBIRDのトレーニングベンチを6年使った体験レビューの記事でも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
結論:最適な調整式ダンベルで理想の体へ
いかがだったでしょうか。今回は、ホームジム構築の要となる可変式のダンベルの選び方とおすすめモデルについて、僕の13年の経験を交えながら詳しく解説してきました。
自宅に可変式ダンベルがある生活は、本当に最高ですよ。他人の目を気にすることもなく、使いたい器具が空くのを待つストレスもありません。仕事から帰ってきて、好きな音楽をかけながら自分のペースでトレーニングをして、終わった瞬間にすぐお風呂に入れる。
忙しくてなかなかジムに通えない人にこそ、この快適さを味わってほしいと心から思っています。もちろん、機材の購入にはある程度の出費が伴いますが、長い目で見ればジムの月会費を払い続けるよりも圧倒的にコスパが良い投資です。

ぜひ、あなた自身の目的と予算にぴったりの「最高の相棒」を見つけて、後悔のないホームジムを作り上げてくださいね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ダイヤル式可変式ダンベル